⚠この記事はブログ移転前のアーカイブです

日記のためにブログやってるわけじゃないですが注意喚起的なお話

Nexus 7 (2012)モデルです。私はNexus7をデバッグ機として今まで使ってきました。先日いつものようにUSBに接続していたらほんのり焦げ臭い匂いが。

電気ストーブとかかなと思ったのですが、ふと見るとNexus7の端子部分から煙が出ていました。

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慌てて抜いたんですがすでにケーブル端子はプラスチック部分が溶け出していて危険な状態に。写真ではわかりづらいですが金属端子部分もちょっと曲がっています。

Nexus7 側も端子がボロボロになってしまいました。

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Nexus 7は操作できるものの、この端子で充電はできませんので処分することにしました。Nexus7(2012)ももう古いですし特に痛手ではなかったんですが、Nexus7を接続していたPCのマザーボードまでやられてしまいました。

原因は過電流?

2015-03-29 15.21.41-min右の黒いヒートシンクに包まれているのがチップセット(ノースブリッジ)で、左下の「USB6_7」と書かれた端子がUSB端子です。Nexus 7はこの端子のハブに接続していました。

何らかの原因で過電流が起こりハードウェア制御を担うチップセットまで焼けてしまったものと思われます(或いは回路保護機能が働いた)

 

スマホ・タブレットで起こりうる発煙、発火事故のケースを見てみる

スマートフォン充電時に発火や爆発を起こして火災が起こったり、怪我をするケースは増えているそうですが原因は様々です。

ケーブル端子、機器側端子が変形したまま使っているケース

ケーブル端子が変形したまま充電などに使用すると発火の原因になります。

参考:[スマホの落とし穴]発火の可能性も 変形したスマホの充電端子は危険! – 産経アプリスタ

要は変形していると内部端子がショートしている可能性が高く、発火につながります。もともとmicro USB端子は非常に脆いですので一度確認してみるといいでしょう。スマートフォン側の端子も破損していないか見る必要があります。

https://www.youtube.com/watch?v=qirdq__3-ck

粗悪なACアダプタからの充電

超安い充電器からケーブルをつないでスマホ充電するのも非常に危険です。数百円で買えるACアダプタは要注意でしょう。私はPCに接続していたのでこれには当てはまりませんが、一応確認してきました。渦電流保護機能を持つACアダプタは必須です。発火しなくても、スマホが発熱し寿命を極端に短くする原因にもなります。

マザーボードのUSBコントローラーの不具合

不具合によって過剰な電流が流れる事があるようです。対策としてはあまり安いマザーボードを買わないこと、Gigabyteやいくつかのメーカーの製品はUSBポートやLANポートに保護回路があり、過電流や静電気に強いと言われていますが、そういった製品を検討するのもひとつの手です。とは言っても突発的な不具合は対策の仕様がありません。来るときゃ来る。

 

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Gigabyte製品はESD保護回路を製品特徴としてアピールしている

ESD(静電気放電)保護回路は結構いろんな製品に搭載されていますが、故障したASrock H81M-HDSはこの機能を搭載していませんでした。安ければ良いという考えは捨てるべきだと痛感しました。

 

まとめ

最近のスマホやタブレットは。大容量のバッテリーを早く充電するためにUSBの規格外の電流を要求することがあります。ケーブルやACアダプタは破損していないかよく確認すること、スマホ本体やACアダプタがやたら発熱していたら直ぐに使用を中止し他の製品を買うようにしてください。PCパーツもしかり、安いパーツは安いなりの理由があります。保護回路がなければちょっとした事ですぐにお釈迦になります。高い勉強代でしたが仕方ありません。今後はよく注意しながら製品選びをしましょう。