⚠この記事はブログ移転前のアーカイブです

PINE64 が届いたのでAndroid に引き続き Arch Linuxを入れてみようと思います。Arch Linuxと言っても、既にイメージが用意されているのでそれを使います

必要なもの

  • 8GB Class 10以上のmicro SDHC / XCカード
  • Windows PC

例によってAndroid を導入した時と同じSDカードを利用します

IMG_20160409_014532

イメージダウンロード

ここ【Pine A64 Software Release】からArch Linux のイメージをダウンロードして解凍しておきます。

私がDLした時のイメージ名は「Arch Linux Image with XFCE4 Base on Longsleep Image 20160304-1」でした

microsdをPCに接続して、Win32 Disk Imagerを起動します。ない人はここからDL

 

screenshot.211

右上のフォルダマークから、DLしたArch Linux のイメージ(imgファイル)を指定して「Device」の項目でmicroSDが指定されているか確認します。

準備ができたら「Write」ボタンを押す

screenshot.212

こうなれば成功

起動

microSDをPINE64に挿入して起動します。

Arch Linux 3.10.65-4-pine64-longsleep (tty1)

alarm login:

起動成功。デフォルトアカウントとパスワードは以下。パスと不要なアカウント、ホストネームは変更しておいたほうが良さそう

id pwd
root root
alarm alarm
guest guest

パーティション拡張

イメージで焼きこむパーティションは3.6GBほど。今回使ったmicroSDカードは16GBなのでどうしても後のパーティションが余ってしまいます。パーティションを拡張して容量最大限に使えるようにします。

screenshot.213

ここからはLinuxの作業です。PINE64の電源を切って、microSDをLinuxマシンに接続してください。Linuxは仮想マシンでもOKです。

fdisk を利用する場合

fdiskを利用する場合です。

microSDのデバイス名は間違えないように

~ $ sudo fdisk [microsdのデバイス名]

例:
~ $ sudo fdisk /dev/sdb
>>コマンド (m でヘルプ):
p

>>Disk /dev/sdb: 15.8 GB, 15819866112 bytes
>>ヘッド 64, セクタ 32, シリンダ 15087, 合計 30898176 セクタ
>>Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
>>
>>デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
>>/dev/sdb1           40960      143359       51200    c  W95 FAT32 (LBA)
>>/dev/sdb2          143360     7577599     3717120   83  Linux

#####拡張したいパーティション(/dev/sdb2)の始点セクタをメモしておく!!!!#####

>>コマンド (m でヘルプ): 
d

>>パーティション番号 (1-4):
2

>>コマンド (m でヘルプ):
p

>>デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
>>/dev/sdb1           40960      143359       51200    c  W95 FAT32 (LBA)

>>コマンド (m でヘルプ):
n

>>Partition type:
>>   p   primary (1 primary, 0 extended, 3 free)
>>   e   extended
>>Select (default p):
p

>>パーティション番号 (1-4, 初期値 2):
2

>>開始 セクタ (2048-30898175, 初期値 2048):
143360
#####メモした開始セクタ#####

>>Last セクタ, +セクタ数 or +size{K,M,G} (143360-30898175, 初期値 30898175):
30898175
#####microSD全体の最終セクタ#####

>>コマンド (m でヘルプ):
p

>>Disk /dev/sdb: 15.8 GB, 15819866112 bytes
>>ヘッド 64, セクタ 32, シリンダ 15087, 合計 30898176 セクタ
>>Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
>>
>>デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
>>/dev/sdb1           40960      143359       51200    c  W95 FAT32 (LBA)
>>/dev/sdb2          143360    30898175    15377408   83  Linux

コマンド (m でヘルプ): w
#####wコマンドで反映する#####

最後に、リサイズコマンド実行

~ $ sudo resize2fs -f /dev/sdb2

GParted を利用する場合

Gnome系採用のディストリビューションなら入っています。GUI環境ならGPartedを利用するほうが楽でミスも少ないです。

screenshot.215

拡張したいパーティション(rootfs)を右クリックして「リサイズ/移動」を選択

screenshot.216

パーティションサイズを右に目一杯広げる

screenshot.218

「すべての操作を適用します」ボタンを押す。

以上です。GUI環境ならGPartedがほんとうに楽です。

再度起動

ではmicroSDをさしてもう一度起動します。

[root@alarm ~]# df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/mmcblk0p2   15G  679M   14G   5% /
devtmpfs        458M     0  458M   0% /dev
tmpfs           491M     0  491M   0% /dev/shm
tmpfs           491M  404K  490M   1% /run
tmpfs           491M     0  491M   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs           491M     0  491M   0% /tmp
/dev/mmcblk0p2   50M   12M   38M   24% /boot
tmpfs            99M     0   99M   0% /run/user/0

ちゃんと拡張されています。これでスタート地点に立てました。お疲れ様でした