Raspberry piのリポジトリから入れたphpMyadminのバージョンが古かったのでphpmyAdminのサイトから最新安定版をDLしてアップデートさせます。
もくじ
確認事項
phpMyAdminのWEBサイトからインストールしたいバージョンを選んでください。基本的に最新版でいいです。
次にインストールしたいphpMyAdminのバージョンが、サーバーにインストールされているPHP・MySQLバージョンに適合しているか確認して下さい。2015/8/28現在最新安定版は phpMyAdmin 4.4.14 ですがPHP5.3以上/ MySQL 5.5 になりますこれより古いPHPやMySQLを利用している場合はPHP/ MySQLをアップデートするか古いphpMyAdminを利用することになります。
バックアップ
今回例題として以下の環境を想定します。
- PHP5.4/ MySQL 5.5/ nginx 1.8
- phpMyAdmin: /usr/share/phpMyAdmin
- Raspbian
まずはサーバーストップ
sudo service mysql stop sudo service nginx stop
次に旧phpMyAdminをリネームバックアップ
~ $ cd /usr/share /usr/share $ sudo mv phpMyAdmin phpMyAdmin.old
最新版phpMyAdminをダウンロードして配置 (URLはその時々の最新版とかに変えてください)
/usr/share $ sudo wget https://files.phpmyadmin.net/phpMyAdmin/4.4.14/phpMyAdmin-4.4.14-all-languages.zip /usr/share $ sudo unzip phpMyAdmin-4.4.14-all-languages.zip /usr/share $ sudo mv phpMyAdmin-4.4.14-all-languages phpmyadmin /usr/share $ sudo rm phpMyAdmin-4.4.14-all-languages.zip /usr/share $ sudo chmod -R 775 phpMyAdmin
パスフレーズの設定
バージョンによってパスフレーズの設定が必要だというエラーメッセージが出る場合があります。
/usr/share/phpmyadmin $ sudo cp config.sample.inc.php config.inc.php /usr/share/phpmyadmin $ sudo nano config.inc.php
config.inc.phpの以下の部分を任意のパスフレーズにします
/* * This is needed for cookie based authentication to encrypt password in * cookie */ $cfg['blowfish_secret'] = 'ababa'; /* YOU MUST FILL IN THIS FOR COOKIE AUTH! */
サーバー再起動
sudo service mysql start sudo service nginx start
ブラウザでアクセスしてバージョン確認
ブラウザのキャッシュを削除してからphpMyAdminへアクセス→ログイン
バージョンが最新になっているか確認しよう。ログイン後のトップページに書いてあります。
設定用データベースインポート
これをやらないとphpMyadmin上で**「環境設定は、現在のセッションでのみ有効です。この設定を永続的に有効にするには、phpMyAdmin 環境保管領域が必要です。」**とかいうエラーが出る。環境設定が保存されないのは痛いので設定保存用のデータベースをつくろう。
データベースはphpMyAdminが用意してくれている。/usr/share/phpmyadmin/sql 内に【create_tables.sql】というファイルが有るはずなのでこれを手元にダウンロードしてphpMyAdmin上でインポートする
phpMyAdmin、上書きだけじゃダメよ
バージョンごとに要求される作業は違ってくると思うので、エラーやNoticeが出たらその都度潰していくしかないです。
注意:翻訳が不十分なバージョンのphpMyAdminを使用すると、日本語環境ではgettext.phpにエラーが生じる場合があります。完全翻訳されたバージョンに置き換えるか、表示言語を英語にして運用してください。