⚠この記事はブログ移転前のアーカイブです

エアギャップネットワーク / コンピュータ というものをご存知でしょうか。LAN、WLAN、BT等の公衆ネットワークから完全に切り離されたスタンドアロンのネットワーク / コンピュータのことです。

このエアギャップコンピュータから情報を抜き出すための手法としてGSMemがあります。

これはコンピュータのCPUとメモリバスの間から発信される電磁波を利用してB-ASK変調したデータを送信することが出来るものです。

普通のコンピューターからAMラジオを鳴らそう

system-bus-radio

これらはx86 CPU、すなわちintel、AMD製のCPUを搭載したコンピュータでしか動作しません。ボードの形状やCPU命令の発行効率によって動作可能なPCが限られます。

Raspberry Pi で試す

ARMアーキテクチャ版を作りました。x86と違ってデータキャッシュを回避する命令がないためデータロード命令を使用しました。

https://github.com/gorillanet/system-bus-radio-neon

上記ソースをクローンし、makeしてください。arm_neon.hが必要です。

raspbianなら

apt install build-essential

でビルドに必要な者は揃うはずです。

make すると neon という実行ファイルがあるので実行してください。

AMラジオを用意し、1450kHz ~ 1600kHz の間を慎重に合わせてください。メリーさんの羊のメロディーが流れます。

Android でも

まだ非公開ですがAndroid でも動作確認しています。しばしお待ち下さい

動作端末を教えて下さい

某所で発表するため詳細は控えますが、是非ご自身の環境で動かしてみてください。もし、リストにない端末で動作した場合は是非教えて下さい。

※動作の際は電波暗室でお試しください